ジリオラ・チンクエッティの「ノノレタ」

 
僕の中で一番なつかしい曲をyoutubeで見つけました。
 
ジリオラ・チンクエッティ(Gigliola Cinquetti)の「ノノレタ(Non ho l'eta)」
 
1964年に流行った曲で、当時、僕のオヤジがシングルレコードを買って来て、しょっちゅうかけていたので、
物心ついたばかりの僕は、この曲を全部暗記してしまいました。
三つ子の魂100までと言われているように、今でもちゃんと覚えているのです。
もちろん、ちゃんとしたイタリア語ではなく、耳で聞いたままの音なのですが、
リリックを見ると、ちゃんとうまく合っているのです。
イタリア人が聞いたらどう思うかわかりませんが、
今度機会があったら、歌ってみましようか?
 
下に、1964年当時のジリオラの映像とリリック、
それから、3年くらい前のジリオラの映像を貼っておきます。
 
ジリオラさんは、齢をとっても美しく、憧れます。
youtubeのコメントにもありましたが、なんてきれいな目をしているのでしょう。
きっと、イタリア版の「なつかしのメロディ」みたいな番組なのでしょうが、
今聞いても、ちっとも古さを感じません。
そう思うのは、私だけでしょうか?
 
私にとって、なつかしい歌は、日本の歌謡曲ではないのです。
私にとって、この曲が、なつかしのメロディーのナンバー・ワンなのです。
 
そして、この曲は、現実にイタリア語で歌われたヒット曲というよりも、
自我が芽生える前の私が、歌詞の意味もわからないまま、そっくり覚えてしまった、
なにか夢の中で聞いた完璧な美しさを持った理想的な曲のように、
僕の中で今でも生き続けているのです。