黄金の喜び

 
 
今日は薬を抜いたせいで、眠くならならなった。
研修で溜まっていた案件をけっこうスムーズにあらかた片づけることができた。
今日が〆日だったが、奇跡的に決済の戻りが一件もなかった。
 
夕方から癌で痩せ細ろえているお婆さんの所に行った。
病院のスタッフも来ていた。
その人がよく面倒を見てくださっている人で、目が輝いて見えた。
 
けっこう思ったよりも早く仕事が片付いて一段落したので、
それ以上残らずに、仕事場を後にした。
ちょうど夕陽が沈むところで、
真正面から夕陽を見つめた。
大きく、黄金色に輝いていた。
ゴールド!

 
思い出した。
そうだ!
喜びを感じてみよう!
そう思って目をつぶると、
本当に喜びを心の内側に感じることができた。
 
周りの状況がどうであろうと、どんなに悲惨であろうと、不幸であろうと
内側に喜びを感じることはできる。可能だ。
そうしていけない理由はない。
そう思った。