幸福の原因

 
木曜日に風邪気味で、
金曜日に苦しくなって
土日はベッドに伏せてTVばかり見て寝ていた。
今日、だいぶ良くなった。
 
そのせいだろうか?
とても気分がいい。
仕事で、超くだらない嫌なことがあり、
mixiでも日記に見ず知らずの人が上から見下ろしたような書き込み
普段だったらとても気分が悪いはずなのに、今日は違う。
とても気分がいい。
 
その理由を考えてみた。
 
1:風邪が治ってきたから。
  風邪のひき始めの「微熱状態」と
  風邪の直り始めの「快復期状態」は供に気持ちがいい
  免疫学的、ホルモン的影響によって気分がいい。
 
2:4日近く飲んでいた痛み止めが効いている。
  ケミカルによる脳内ハイ状態。
  【断っておくが、僕は10代でドラッグは卒業している。
   いつまでもそんな物に溺れている輩が、
   自分と同一視して僕を仲間だと勘違いしている奴もいるが
   僕は17でガンジャを覚え、18でアシッドの洗礼を受け、
   19でドラッグを卒業している。現在は煙草も吸わない。
   アルコールもほとんど飲まない】
 
3:13,4歳の頃に読んだ「空飛ぶ円盤同乗期」の著者のアダムスキーの哲学
  を最近思い出すような本=金星から来た女=オムネク・オネクの本を読んで
  あの頃の意識状態を思い出したため。
 
1,2,3のどれが今、僕がとても気持ちのいい原因なのかはわからないが、
ただ一つだけ言えることは
最近ここ数カ月、いや1年近く、自分の意識状態はとても余裕のない、
固くて冷たくて機械的なものだったということだ。
今日、さっき、車で繁華街に行き、路上に駐車して音楽を聴いていたとき、
そのことに気づいた。
 
今、家に帰ってきてこれを書いているわけだが、 
今さっき感じていた意識状態は、ちょうど16,7の頃のそれに似ているような気がする。
あの頃は、【幸福感】というものをたびたび感じていた。
幼少期は【幸福感】に全身が包まれていた。
小学校に入るとだんだんとそれが薄れていき、
小学校4年のとき、人生の意味を考えるようになった。
そのあと、ドラッグによって、不自然な多幸感を感じるようになったが、
19でドラッグを止めてからは、めったに【幸福感】を感じなくなってしまった。
それでも、一人で転々と居候したり、アパートを借りて一人住まいをするようになると
あの【幸福感】を再び感じるようになった。
たとえば夕方誰もいない銭湯でゆっくり風呂に浸かった時や、
極彩色の絵を描いて、腹がすいて近所の蕎麦屋で贅沢をして天ぷらそばを食べた時など、
忘れていたあの感覚をときどき感じることができた。
ところが、ここ十数年、否、二十年近く、ぴったりとあの【幸福感】を感じることがなくなってしまっていた。
 
それが、今日、思いだした。
リラックスしていて気持のいいあの【幸福感】を。
 
その原因は、1なのか2なのか3なのか分からない。
でもぼくの感情とは別の原因でそれは起こっているのだということは確かだ。
なぜなら、糞面白くもないことがあって憤慨しているのに、僕は何故か【至福】を感じているからだ。
 
たぶん、感情に流されないこと、自分を見つめて感情をコントロールすることを
バセドウのホルモン分泌異常状態から学んだのかもしれない。
 
感情とホルモンの相関関係。
感情がホルモンを分泌させる引き金になり、逆に
ホルモンが感情を煽りたてる引き金になる。
だから、ホルモンが異常に分泌されて、感情が高ぶったときは、
その感情を見つめてコントロールしなければならない。
それが、セルフ・アウェアネス
自分自身を見つめる訓練なのだ。
それは、厳しければ厳しいほど報酬が大きいような気がする。
きっとそれが4番目の【多幸感】の原因なのかもしれない。
 
たぶん、明日になれば、風邪も全快して、この【幸福感】も薄れてしまうのだろう。
だとしたら、1がその原因ではなかったことになる。
そして、もう薬も飲まなくなるから、2の原因もなくなる。
そうしたら、3が原因なのか4が原因なのか自分自身で検証できるだろう。