不思議な光

 
 
 
今日の夜、近くの公園に星を見に行った帰り路
大きく輝く、燃えるようなオレンジの光を見た。
 
今年の抱負=本物の宇宙人に会うこと
は、
あながち夢で終わらないかもしれない。
 
もし本当に宇宙人がいて
地球をオブザーブしているのなら
私に会いに来てくれるかもしれない。
 
(いや、もしかしたら、もう来ているのかもしれない)
(帰りに寄ったスパーにいたあの人は一体誰だったのだろう?)
(ロシア人かヨーロッパ人のようで、とてもきれいな女性だった)
(買い物をしないで、なにか携帯で話をしていたが、見ているとなにも買わないでスーパーを出て行ってしまった)
(とってもきれいな人だなあと、あまり見つめていると不審がられるのでやめようと思いつつ目で追っていた)
(そうしたら、何も買わないでレジの横を通って出て行ってしまった)
(私はそのあとスーパーで夜食を買って、家に帰る途中、あの光を見た)

その光は大きく燃えるようにオレンジ色に輝いた後、
スーっと消えてしまったが、
今度はその消えたところから、キラキラとっても小さく光が点滅しながら、
赤や青や白の飛行機の警告光のようになって
夜空を通過して行った。
 
あのスーパーにいた女性も、今までに一度も見たことがない人だが、
私が彼女を見たとき、一瞬、目と目が合った。
ヨーロッパ人のように見えたが、そう見せていただけかもしれない。
あの夜空の光も、本性がばれないように、あとから飛行機の光のように見せて通過して行ったのかもしれない。
 
すこし、不思議な気がする。
その前に、私はとっても宇宙人に会いたくてたまらない衝動を覚えていたのだ。
 
止むに止まれぬ衝動。
 
衝動を覚えたから見たのか、
それとも、見る予定だったから、衝動を覚えたのか
どちらだろう?
たぶん、共時性ということなのかもしれない。
 
衝動を覚えたから、その要求に応えてくれた。
そして、見るのをあらかじめ予感していたから、衝動を覚えた。
それが同時に起きた。
 
もしかしたらあの女性は宇宙人だったのかもしれないし、
光を見たあとに前から来た車のヘッドライトで目がくらんで一瞬空の光を見失ったが、
あの車のヘッドライトも、そうなるべくして、向こうからやって来て
目をくらませたのかもしれない。
  
だいたい、いいこと(プラスのこと)が起きるときは、悪いこと(マイナスのこと)も同時に起きる。
 
そして、それと同じように
非現実的なことは、あとから現実的な姿を纏って、あまりにも現実離れした出来事にならないように調整される。
 
だから、神の存在とか宇宙人の存在とかは、未だに誰の目にも明らかに証明されたことはないのだ。