明日で今年のお勤め終了。
 
今日、さっき、とっても寒くて、
ブルブル震えていたら、
なんか錯覚を覚えた。
 
もう冬休みが終了して、明日から仕事初めっていう錯覚。
 
 
ところで、今日の出勤する時間、朝の空を見上げたら、
半分近くに欠けた月がうっすらと見えた。
これから新月に向かう下弦の半月。
それは、私の月らしい。
本当なら、満月に向かう半月の方がいいような気がする。
これから新月になって消えてなくなる前の半月。
だんだん死に近づきつつある。
それが私の月。
 
でも、下弦の月というのはだいたい朝しか見えない。
昼間になると太陽の光にかき消されてしまう。
 
20代のとき、ちょうど同じような月を見た覚えがある。
そして、今日、同じ月を見た。
今度見るときは、きっと老いて死に近づいている頃だろうと思った。
 
昨日は、夜中ブラブラ散歩に出かけたら、
結局ぐるっと家の周辺数キロを歩いて
帰って来る頃には完全に凍えていた。
腹が痛くなった。
でも、この季節の空が一番綺麗で好きだ。
オリオンが天空にあって、
シリウスがダイヤモンドの光のように輝いていた。
 
きっとぼくは、シリウスから来たに違いないのだが、
だれもぼくの所に訪ねて来てくれない。
たまには、UFOに乗って来てくれてもいいのに。
 
夜の真っ暗な背景で光を見ると、
丸い輪が見える。
まるで虹のように輝いている。
シリウスを凝視していたら
虹の輪のようなものが見えてきた。
キラキラ瞬く光。
あんなに小さい点なのに
それを見つめているだけで、
なぜあんなにも郷愁を覚えるのだろう。
 
夜空の光は無言だから
余計に無限に感じる。