ヨーロッパ薬膳

 
 
 
金曜日、ヨーロッパで薬膳料理を教えているオオニシ恭子先生のお話を聞きに行った。
 
ベルギーを拠点に、フランス、ドイツ、オーストリア、オランダまでヨーロッパ中に
マクロビの元祖ジョージ・オオサワ直系の薬膳料理を教えていらっしゃる。
ただの料理家ではなく、アーティストであり、インスピレーション溢れる宇宙人。
ただの人じゃないからこそ、僕は是非とも行かなければならないと思った。
 
「”自分食”を見つける」というお話の内容もさることながら、
僕は、先生のオーラと目を見ていた。
 
先生から発せられるオーラ、インスピレーションの少しでも受けとることができたら、
それだけで僕にとってはプラスなのだ。
 
お話の後、先生特製のデザートとお茶をいただいた。
クスクス、ルバブ、ライスミルクメープルシロップで下地を作り、その上に寒天、米飴、フルーツ(オレンジ、キウィ、レーズン、サクランボ、パイナップルなど)が乗っかっている、とても手の込んだデザート。とても優しく深い味わい。
そして、セージ、オレンジの皮、ラベンダー、米飴のお茶。それから麦茶。
とても美味しく、心から満足した。
心が満ち足りたような感覚。
ファーストフードと味の濃い外食に慣れている僕の舌にとって、
何十年来味わったことのないようなデリケートで深い味わいを
味わうことができ、脳細胞が活性化するのを感じた。
 
食って大切だということを改めて実感した。
 
公演の後、先生とお話した。
そんなに沢山はお話できなかったが、
とても静かな口調がかえって印象的だった。
 
アーティスティックなインスピレーションを確かに受け取ることができた。