緑で平和な世界

今日、グリーンピース・ジャパンの幹部2名が逮捕された。

偶然、ネットでそのニュースを知った。

僕が関心があったのは、グリーンピース・ジャパンの事務局長のコメントだった。

ネットで検索するとでてきた。
★nikkansport.com(下記URL)より転載
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080620-374261.html

グリーンピース「不必要な逮捕」と批判記事を印刷する

 環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」の星川淳事務局長は20日、幹部ら2人が調査捕鯨船の乗組員による鯨肉横領を告発するため無断で鯨肉を持ち出したとして逮捕されたことについて、「逃げもしないし証拠隠滅の恐れもない。不必要かつ不当な逮捕と強く抗議したい」と話した。

 東京都新宿区の事務所前で報道陣の取材に応じた星川事務局長は「証拠品の入手が犯罪を構成するとは見ていない」と強調。「青森県警には包み隠さず、この件の行動を報告している」とした。

 弁護人によると、逮捕された佐藤潤一容疑者(31)らは「乗組員の横領疑惑もきちんと捜査してほしい」と話しているという。

 [2008年6月20日17時45分]


さっそくテレ朝のニュース・ステーションを見ると、記者会見が映った。

星川事務局長は、画面の右端で椅子に座るなり、マイクのコードが気になったのか、椅子の下あたりをしきりに見回しているだけで、コメントは放映されなかった。

古館のコメントは、日本の伝統的捕鯨に対してそれを外から否定するような行為はどういうものか、というものだった。
僕はだいたい古館のコメントにはいつも好意的だったが、今回のはいただけなかった。
運送会社に忍び込んで証拠品(鯨肉)を押収したGPの行為は違法かもしれない。しかし、僕には共感するところがある。
なぜなら、事務局長を知っているからだ。

インドでも会ったし、カリフォルニアでも会った。
というより、ぼくをトラックに乗せてシャスタ山に連れて行ったのは他ならない彼だった。
どうしてわざわざそんなことをしてくれたのか?
それは、ぼくは彼らに純粋培養されていたからだ。
まだ10代だった僕を彼に託したのは、今は無きC+Fの主幹だった。

ところが、星川氏は、僕を山に残して一人で帰ってしまった。
あれから数十年。
ぼくはまだ山から降りれないでいる。

ねえ、プラブッダ、人生って短いね。
本当に、人の一生って、なんて短いんだろう。
もうすぐ僕らもこの世からおさらばする。
せいぜい生きてもあと数十年。
その間に世界はどれだけ変わるだろうか?

山の中であなたは僕に言ったね。
「宇宙人の言うことが一番納得できる」って。
じつは僕も同じだ。
きっと我々は宇宙人なのかもしれないね。
もちろん、”我々”なんて気安く仲間にしようなんて思っていない。
確かに僕は、プラブッダの言うとおり”不良サンニャーシン”だった。

たぶん、そうなのだろう。
テレ朝の報道にあったように、
7月7日に開かれる洞爺湖サミット前に、
叩けるだけ叩いておこうという公安のもくろみなのだろう。
そんな公安が聞いたら「宇宙人?バカ言ってるんじゃない」ってとこだろう。

それほどグリーンピースは過激なパフォーマンスで有名になった。
でも、その分だいぶ誤解もされているみたいだ。
GPジャパンの年間の寄付金が1憶いくらと報道されていた。
派手なパフォーマンスで寄付金を募っていると噂されている。
でも、グリーンピース平和団体で、暴力団ではないのは確かだ。

ところで、僕は不思議なことに、国際捕鯨委員会で働いていた人も知っている。
アラスカのビンス。
彼に僕は英語を習っていた。
ところが、僕が教えてくれるように頼んだのは、ある本の翻訳だった。
それは、ブラバツキーの「シークレット・ドクトリン」
まだ、日本語訳はなかった。
ビンスのアパートに通って、一緒に日本語に翻訳していた。
その頃、ぼくは彼によく言ったものだ。
「僕は鯨の肉が大好きだ」と。
彼は笑っていた。
彼は、たぶん、アメリカ政府から給料を貰っていた。
つまり、日本は捕鯨に関してはアメリカ追従でもないってわけだ。
その日本の公安が破壊分子としてGPに目を付けているとしたら、
なんだか、おかしいよね。
社会秩序の安定っていったい何なんだろう?

ニュース・ステーションの次のニュースは、偶然にも
アスターンズのファンドマネージャーが米国で逮捕されたというニュースだった。
サブプライム商品を私腹を肥やすために嘘の勧誘をして売り抜けた罪。
そのニュースについて日本総研のコンサルがコメントしていたが、
つまり、国際市場で無国籍にグローバル儲けているファンド等に税金を掛けて、
それを地球環境のために使ったらどうか、という提案だ。
なるほど、そうしたら、地球は救われるのかもしれない。
でも、なぜか、悲しくなった。
そんな税金で地球を救うよりも、もっと持続可能なライフスタイル(そう! そう言ったのは星川氏その人だった!)
をもっと考えたらどうか。
元祖エコロジストが事務局長をしているグリーンで平和な団体の幹部が逮捕され、
海の向こうでは、サブプライム問題を引き起こしたファンド・マネージャーが逮捕された。

今週は、秋葉の無差別殺人で始まり、グリーンピース・ジャパンの幹部の逮捕と、ベアスターンズのファンド・マネージャーの逮捕で終わった。

明日は、僕は図書館に行って勉強する予定。