レインメイカー

 
なんでこうも雨ばかり降るのだろう。
僕がレインメイカーだから?
約1ヵ月くらい前に雨乞いをしたから?
前世を思い出してちょっとやってみると雨が降る。
いまどき種を撒けば芽が出るだろうか?
でもなんだか寒くなってきた。
日本は豊葦原の瑞穂のクニだから雨乞いはいらない。
水は豊かだ。
でも僕が遠い前世にいたという東ヨーロッパは
そんなに雨が降らなかったのかもしれない。
日本人は、水が豊富だから、じっくりと風呂に浸かれる。
そして、豊かな森に囲まれ、四季が美しく、静かなクニのはずだった。
ところが明治に西洋近代思想を取り入れたときから日本の美は破壊され始めた。
僕がここに生まれたのは、高度成長の時代。
ケネディーが暗殺され、日米安保安田講堂に学生が立てこもり、
ベトナムで枯れ葉剤をばら撒き、そして、イラク劣化ウランをばら撒いた。
もっとひどいことをしている。
インディアンを虐殺し、ウランの採掘場で働かせ、核実験場近くに居留地を作って追い込んだ。
それが、アメリカを建国し、アメリカ建国宣言を発したイルミナティーの最先端の近代西洋思想の正体だ。
自由、平等、博愛
フランス革命の理想はアメリカに渡って、有色人種差別と無差別虐殺の理性優位主義者のやりたい放題に変化してしまった。
強いもの勝ちのなんでもあり自由主義
たしかになんでもありでもマナーも慈悲も人情もないのか?
嘘つき放題、嘘つかないインディアンからニューヨークを数ドルで買い取って
今じゃ世界の金融の中心地。
自爆テロも自作自演の洗脳ハリウッド映画。
 
だから、怒ったレインメイカーたちは
雨を降らせないことを考えついた。
そうしたら、ラスベガスはたちまち死の街になり、
大穀倉地帯は枯野原となり、
穀物相場は壊滅し、
中東は渇いて死者が続出し、
石油も採掘できず、
世界市場は閉鎖され
死者が地球上を覆い尽くす。
 
それでもいいらしい。
アルゴアがあんなに説いているのに
温暖化なんて関係ないし
富豪はカリブ海でクルーザーに乗って携帯で株の売買をしているだけ
そんな金融至上主義が
レインメイカーの怒りを買ったとき
地上に雨が降らなくなり
クルーザーは紫外線に焼かれて沈む。
 
どう?
森が大切だよね。
でも伐採してしまったから
もう手遅れ。
どこに逃げても逃げ場はない。
 
やがてフォトンが降り注ぎ
電子レンジで焼かれてるみたいになるという。
 
そんなの当たるかどうかわからないが
太陽は明らかに怒っているみたいだ。
それでもレインメイカーは雨乞いをもうしないと決めたらしい。
 
株が暴落するまでは。