地震?

さっき揺れていたようだったけど
自分がゆれているのだと思った
ハルシオン飲んで、カリフォルニアの赤ワイン飲んで
ひとり静かにベッドの上でブログに詩を書いていた
そうしたらなんだかゆらゆら揺れているような気がしてきて
ハルシオン効いてきたきたかなって思ってたら
そうじゃなかった
本当の地震だったみたいだ
ぼくは天の邪鬼だから
地震も雷も台風も大好き
先日、雨乞いをしたせいだろう
ミャンマーで大雨が降った
ぼくはもともとボヘミアのレイン・メイカーで
そのころラジネーシは、ぼくの弟子だった
そう言われたことがある
だから今生でも雨を降らせることができる
それに気づいたのが中学の2年だった
やってみたらその夏は雨ばかり降っていた
PTのために、雨を降らそうとしたら
ミャンマーに大雨が降った
大勢の人が亡くなってしまった
ご冥福を祈る
でも、
カトリーナにしても今回の豪雨にしても
ぼくは大好き
もっと荒れ狂え
自然が怒っている
ぼくにはそれがわかる
だから
雷鳴を聞くとスッキリする
台風が近づいてくるとわくわくする
ぼくが生まれた日は、台風が日本列島に大被害をもたらした日だった
生暖かい風がだんだん近づいてきて
豪雨になる
なにもかも雨粒を叩き付けて
ずぶ濡れにしてしまう
そして落雷
強風が吹きまくり
その雨音、風音、雷鳴を聞いている
そうすると、それはかつてツラトゥストラが嵐の夜に弾いたというピアノの調べに聞こえてきて
隣人愛ならぬ遠人愛を説いた彼と、
直に会っているようで
懐かしくなる
ニーチェ先生、あなたはぼくのピアノの先生です。
固物だけれど、あなたは神になりましたね。
お母さんに連れられて嬉しいそうな顔をしてるあなたの写真がぼくは好きです。
神は死んだと言ったけど、
死んだのは君の正気の方だった。
それで、きみは救われた。
なんども旅に出て、思索して、
あなたが書いた小説は、
ぼくには面白かったですよ。
善悪は弱者のねたみと言って、権力の意志を持つことをよしとした
でもぼくは超人にはなれない
こんなんでいい
弱者でいい
いつか弱者が強者を負かすときがくるだろう
それは言葉で、強者の偽善を暴くとき
もはや強者は強者でなくなる
でも、それだけの知恵のある言葉を吐ける人間はいない
だからニーチェはあきらめたのだろう
でもいるのだ
ムハンマドも詩人だった
エスも詩人だった
そしてブッダも多分詩人だった
詩人の詩にどんなに論理で反駁しようとしても無駄だ
ある意味でその言葉は完璧であり
最強の力になる
もし再臨というものがあるとしたら、
それは言葉による再臨だ
 
ああまたゆれている

ずいぶんゆれている

OK

ぼくの友

きみはぼくと一番気の置けない仲だということを知っている

きみにはわかる

そしてぼくにもわかる

きみの純真さ

そしてきみの力もぼくはよく知っている

それなのに、きみは

こんなふうになにも騒がず、寝ているような奴になつくみたいだね。

なにもかもぶっ壊してくれよ

都会にあふれる商品で必要のない金儲けの商品という商品はみなぶっ壊してくれよ

そんなの生産、流通、販売してるから人間、くだらないことであくせく時間を切り売りして

奴隷のように働かなきゃならない

そろそろくだらないゲームはやめにしないか?