あけまして

おめでとうございます。
ことしもよろしくおねがいします。
略して、「あけおめ、ことよろ」
ということで、
今年一年の抱負などを、毎年恒例のごとく、書くわけだが、
去年は正直、”抱負”など書いてその通りになったためしがないからやめとくと
したが、
今年は正直、すでにやることが決まっている。
 
勉強をしなければならない。
試験があるから、
結果は秋にわかる。
受からないとプライドが傷つくから、勉強はしようと思う。
 
それから、プライベートは、
やっぱり、絵を描く。
去年から仕上がっていない大きな絵があるから、
少なくともそれは仕上げる。
(家族の見ていない隙に・・・)
それから、彫刻を作る。
去年すでに作った顔に身体をつけるのだ。
すでに何度も何度も頭の中でシュミレーションだけはしている。
でも、実際に身体を動かしてそれを作る暇とスペースがない。
なにせ、僕のアトリエは、
一度座ったが最後、二度と立てなくなるほど狭いのだ。
そうだな、50cm四方に油絵の具、筆、オイル、粘土、パレット、水、粘土台、などなどが
手の届く範囲に所狭しと置かれていて、自分(作品を作る主体)も、
その他たくさんの画材、素材の
ONE OF THEM でしかないのだ。
 
というわけだが、頭の中のイマジネーションのスペースは幾らでもある。
と、言いたいところだが、それも、限られている。
なにせ、時間を切り売りして労働している身だから、
イマジネーションするにも、時間が限られる。
昼食どき、僕は、忙しく様々なシュミレーションを行う。
小説の一場面を想像する。
これから作る彫刻の肉体を想像する。
新しく描く絵の色彩を想像する。
 
未来にすることを色々と想像でシュミレーションするのだが、虚しく、
時間と空間に餓えたまま、
ぼくは一日のほとんどを切り売りせざるを得ない状況が続く。
 
それでも、今年は、おおいに作品を作りたい。
そうしなければ、誰も僕が空想でイマジネーションし、思考でシュミレーションしたことを
具体的に見ることも聴くことも読むこともできないだろうから。
だとすると、僕は何も考えなったことになってしまう。
まあ、それもいいが、僕は、タフになりたい。
「タフになること」それが今年の抱負だ。
そのために、ぼくはイマジネーションしたことをできるだけ多く具体化しなければならないと決めた。
そう。それが、どんなものであったとしても・・。
この世の3次元空間に、まるで粗大ゴミのように、
イマジネーションの残骸を排出しなければならない。
それが、二酸化炭素のように地球を破滅に導くとしても、
人間は生きている以上、無駄なものを生産し続ける。
だったら、僕も遠慮は無用だ。
熱力学の第三法則、
エントロピーを減少させるのもまた、インフォメーションであるのだから、
「いかに考えたか」を形にすることはまた、
熱力学のカオス状態に地球が落ち込むのを止めるために、
無力な寄生虫である人間ができる、限られた唯一のことなのだから・・。
と僕は、新年そうそう”考えた”。
 
今年の終わりに、また、この日記を読み返してみよう。
これが僕の、今年一年の計だ。