無。
ほんとうになんにもなくなっちゃった。
どんなに崇高でも
なんにもなくなちゃって
からっぽ。
 
だからわかかったよ。
この世の中のことが。
世の中
捨てたもんだってことを
あらためて認識した。
 
この世の中とは別な次元で
宇宙は動いている。
そいつに価値があるってことを
あらためて肝に銘じたよ。
 
この世の価値なんて
虫のションベンほどにも
ちっぽけなモノだってことを
あらためて再認識したよ。
 
だから、
さようならは
この世の言葉
なくなっても
あり続ける
あの世界を
 
ぼくは
 
想像している
 
想像し続ける。
 
そして、たぶん
 
この世に
 
唾を吐く。