画材についてなど・・

2月は最低だった。
風邪はひくし、タバコはやめるし・・
でも、大きな布(180CM×90CM)にクレヨンで絵を描いた。
1ヶ月でだいたい完成。
構想はいろいろ頭の中にあったのに、描き上げてみれば、またしても・・・
頭の先から足の親指まで、布の上下一杯に描いた“天使”(?)
 
クレヨンで描いたので、こすれると色が落ちてしまう。
だから、クレヨンの上から、刷毛でフィクサチーフを塗っていると、
当然、全部塗り終える前に、小瓶に入ったフィクサチーフは無くなってしまった。
近くの画材屋に行くが、ビン入りのフィクサチーフは置いていない。
「置いていても誰も買わないから仕入れないんですよ」という。
しかたない、週末、世界堂に行くしかない。
 
それにしても、街の画材屋は現在ほとんど存在しない。
あってもあまり繁盛しているようには見えない。
近くに画材屋があると便利なのに、品揃えが少ない。
小さい店に豊富な画材を期待するほうが間違っているのは山々承知している。
仕方がない。
 
ところで、フィクサチーフを刷毛で塗っていると、
クレヨンで描いたつや消しのマチエールが消えてしまい、光沢になってしまった!
これではまったくダメだ!
クレヨンの表面の質感がまったくなくなってしまった!
だから、本当はフィクサチーフを塗りたくはなかったのだが、しかたがない。
そのままでは絵そのものが、こすれて消えてしまう。
だから、今度はフィクサチーフの上から、マットのヴァーニッシュを塗らなければならないと思っている。
世界堂に行って、いい感じにマットになる透明なニスを捜そうと思っているのだが・・・
ほとんど、画材についての職人的知識がないもんだから、いつもそうだが・・直観で、選ぶしかない。
品揃えが豊富だと、今度は逆に迷ってしまう。
何を基準に選んでいいのか判らなくなる。
量対値段で一番安いのを選ぶか、それとも、高級そうなのを選ぶか、ブランドで選ぶか
それとも、国で選ぶか?
だいたい、分からなくなって、最後はあてずっぽうで「どちらにしようかな」式で画材を購入するはめになる。
そんなに画材に金をかけられるほど裕福ではないので、選ぶときは真剣なのだが・・・
そういえば、コブのママには、よく油絵の具とか画材をいただき、助かっている。
何がうれしいって、画材をいただくのが一番うれしい。
何不自由なく、思いっきり、絵の具をチューブから出して、厚塗りできれば、それに勝る快感はない。
しかし、貧乏人は、絵を描くときでさえ、筆についた絵の具の量をケチる意識が働くから始末に負えない。
しかし、なにはともあれ、今回はクレヨンで描いてみた。
(しかし、クレヨンで描いても、そのあと仕上げに塗るフィクサチーフやニスで悩まなければならないはめになる・・それなら、最初から油絵の具で描くのと同じことのようなきもする・・画材について考えつつ描かなければならないのだとしたら・・)
それに・・
ちなみに、クレヨン一本240円もする。否、した。しかも、ある高円寺の画材屋で買ったのだが、そこのオヤジは、値段を間違えて260円に消費税までつけてレジを打ち、僕は、おかしいと思いつつもうっかり支払ってしまった。後でやはり間違いは正したほうがいいと思い、言いにいくと、たしかに表示価格と違うことは一目瞭然だったから、そこのオヤジは21円、返してくれたが、これじゃ、新宿の何とか堂に客を取られても当然、もうここでは絶対買わないと決心した。
それに比べて、僕がよく行く、近くの画材屋は良心的だ。
いつも、10円20円まけてくれる。
絵の具も1割もまけてくれる。勿論、消費税などまったくとらない。
しかし、そのオヤジさんが話好きで、つかまったら絵の話を長々聞かされてしまう。
まーそれも人情味があって僕は好きだが・・・
 
なにを書いているのか分からなくなってきたので、
そろそろやめにしよう。おやすみ・・・