生まれて初めて描いた抽象画

今日、生まれて初めて「抽象画」を描いた。
今まで「抽象画」に対して偏見があった。
絶対に僕は「抽象画」を描かないと思っていた。
「具象」こそが絵画で、「抽象」は軟弱だと思っていた。
でも、クレーも好きだし、ミロも好きだった。
よく見ると、それらは具象であることが分かる。
でも「抽象画」と呼ばれている。
まーどうでもいい。
描いてる最中、娘が「おやすみ」を言いにやって来た。
「おとうさん、なにかいてんの?」
何って聞かれても・・・なんなんだろう?
「ん〜。 わかんない」
すると、描いてる絵を覗き込んで
「いいね〜」
と言ってくれた。
こんな何を描いているかわからない絵を見て
そんなこと言ってくれるなんて
意外だった。
「そ〜お?」
「うん。 うまいね」
「そ〜お? どこが?」
「きれい。 色とかが」
「そ〜お? ありがとう」
「うん。 おやすみ」
「おやすみ」