ナガセくんの作品

さっき、NHKで、ナガセくんのドキュメンタリーを見た。
ナガセくんは、陶芸でカエルやカブトムシやヘビを作る。
墨で絵も描く。
すばらしい作品だった。

でも眠れない夜があるという。
知的障害で、子供時代いじめられたことを思い出すのだという。
それを紙に書いて破いてゴミ箱に捨てる。
さらにゴミ箱から、別のゴミ箱に捨てる。
「これでおしまい。つかれた。」
そう言って眠る。

作品はシンプルで、余計なものは一切ない。
余計な言語的な説明が一切ない作品が作れるのは、うらやましい。
だいたい、少しでも頭で考えてしまうと、作品に余計な説明的要素
言語的要素が入ってきてしまう。
ナガセくんの作品にはそれがない。

久しぶりにいいTVを見た。

作品も、ナガセくんも、とても魅力的だった。