ライブドアの終わりの始まり?

 ライブドアニッポン放送の裁判で、一応、判決が出たらしい。

 世間が大騒ぎしているほど、僕にはあまり興味なかった。

 でも、今日の昼ごろやっていた10チャンネルのTVを見ていたら、

 少し、考えが変わった。

 テリー伊藤黒鉄ヒロシが出ていた番組だ。

 要するに、ライブドアホリエモンは、自社株の価値を高めたいのであり、

 金儲けをしたいのであり、

 実際に、放送とインターネットの融合というお題目は唱えてはいるが、

 ヴィジョンが見えない。

 ということが語られていた。

 テリー、黒鉄、両氏の発言にも同感できた。

 文化を創造することは、金にはならない。

 報道にしても同じことだが、

 ホリエモンは、ニュースは金で買えばいいと言ったらしい。

 文化も金で買えばいい、創造する必要はないということだろう。

 文化を創造している人たちは、金を儲けている人もいるだろうが、

 まったく儲けていない人の方が多いのではないか?

 それをビジネスにしようというのだから、その内容が問われる。 
 
 ニッポン放送というメディアを買って、いったいどうやってコンテンツを作るのか?

 そのあたりが見えないと、テリー、黒鉄両氏は指摘していた。

 僕もまったく同感だ。

 悪いが、ライブドアの存在が、インターネット上でどれだけ異彩を放っているだろうか?

 YAHOOの物まねにしか見えない。

 ということで、僕は、ライブドアの終わりの始まりだと感じている。

 ホリエモンが “日本の文化” にどれだけ “貢献” できるのか、

 その力量が問われている気がする。

 僕も、ライブドアの“無料”ブログユーザーの一人として

 見守って行きたいと思っているが、

 正直言って、あまり魅力を感じていないのも確かだ。

 (カウンタがない。「更新」をクリックしないと表示されないことがある。等。)

 だから、ライブドア・ブログに乗せている小説を、より読みやすくして、

 今、DRECOMブログに移している最中だ。

 http://blog.drecom.jp/hoshius/

 ホリエモンにとっては、そんなこと、全くたいしたことではないだろう。

 でも、ユーザーに見放されたら、文化は生まれないだろう・・・

 いくら経営能力はあっても・・・

 いくら、コンテンツを金で買ったとしても・・・

 実際、ニッポン放送の社員は全員やめて、

 会社には、放送機材しか残さないという作戦まで考えているらしい。

 僕は、ニッポン放送やフジテレビを応援しているわけではない。

 ライブドアを応援しているわけでもない。

 しかし、これだけは言える。

 やるなら、とことん、最後まで、本気で、両者とも、喧嘩してほしい。

 安易に、途中で、妥協などしないないでほしい。

 その戦いぶりを見て、

 アーティストは、

 日本のあしたのカルチャーを、

 創造するエネルギーのある経営者は誰か、

 はっきり、判断を下すことができるだろう、から。