衆議院選挙前夜

今日も母のいる実家の離れに泊まる。一度洗濯物を持って家に帰るはずが、もうこんな時間になってしまったので取りやめ、冷蔵庫に入っている100円のご飯のパックと一袋100円のカレー(どちらも100円ローソンで仕入れたもの)をレンジにかけて食べた。
洗濯機はまだ買っていない。
来年になったら買うかもしれない。
明日は仕事。
選挙はどうなるだろうか?
多分、自民の圧勝で終わるのだろう。あまり期待はしていない。投票率も40%にも届かないだろう。あまり楽観視していない。
これから風呂に入る予定だが、寒いので入りたくない。
原木中山日蓮宗の原木山妙法寺で半月、年越しで修行したときは、風呂に一度しか入らなかった。
あのときは二十歳だったが、寒さなど気にもとめなかった。
正座して、ひたすら南無妙法蓮華経を叫んだ。
座禅よりも正座の方がきつい。
信者のお婆さんに、この寺の住職になれと勧められた。でも、妻帯したらいけない決まりだったので断った。住職になるには、更に過酷な修行をしなければならなかった。早朝から夜まで南無妙法蓮華経を唱えるのは勿論、真冬に薄い着物一枚だけ纏い、更に外で水をかぶる。寺の墓には、修行で命を落とした雲水の墓が並んで立っていた。
あのときの南無妙法蓮華経の修行のことを12月になると思い出す。

原木山の住職さんは、立派な方でした。2回ほど面会できました。
「神や仏がいるのかと訊かれると、あるときはいると応えるし、あるときはいないと応える。仏がいないと思っている人にはいると言い、仏はいると思っている人にはいないと言う」、というようなことを言われました。
「きみの修行が無事に終わってホッとしている」とも言われました。なにか含蓄が有るようなお話しで、今でも本当は何を言いたかったのかと考えることがあります。
「神や仏が重要なのではなく、要は自分がどうあるかということが全てで、修行もほどほどでいいのだよ」、と言っているように聞こえました。