真綿のように白く

彼女は真綿のように白く

悪魔か獣のような僕が決して近づいてはいけない存在なのに

それ以上に冒涜的なことをした

僕が彼女に僕の中から出てくる言葉を話した

僕は綿のように白く柔らかい繊細な夢に向かって吠え

棘のある薔薇の花束を捧げ

僕の記憶に巻きついた穢れた消せないフィルムに彼女のすべてを焼き付けた

壊れた映写機が、無人の映画館の中で、そのフィルムを永遠に映写している

僕の、死に限りなく近い、この肉体のスクリーンの上に映し出される光と闇の憧憬と懺悔

生と死が恥辱し合っているうちに麻薬に昏睡し、突然、炎に包まれた眼球を、漆黒の天球に捧げた消せない焼身に気づいて覚醒する

燃え尽き、炭化した目玉で見る闇に閃光が戯れ、化石化した言語の永久ループ

愛、愛、愛

恋、恋、恋

そして憧憬、憧憬と死、闇、そして煌めき