日記のつづき(夢のつづき)のことなど

 
 5月25日に書いた日記は、じつはその日の朝に見た一瞬の夢を書きつづっておこうと思ったものだったのが、結局、それを全部書き終わることがまだできずにいる。
 ”つづき”は、別のブログ(紫源二の掲示板 http://ameblo.jp/hoshius/)に書いていたが、なにしろ、こんなことを書く時間は土曜日だけしかない。それに土曜日は、唯一の休みだからいろいろとやることができてしまい、夢の記録を書き綴るなんて悠長なことに時間を費やすほどヒマじゃない。そんなわけで、まだ書き終っていないのだが、その間にも、時はどんどん過ぎて行って、日々新たな事が起きてくる。夢も新しく次々に見る。それらを全部いちいち書いて記録していたら、いったい僕はどほどの時間を使わなければならないんだ? 飯も食うこともできず、飯を食うカネを稼ぐこともできず、現実に生きることもできず。だれだれさんに会うこともできず、酒を飲むこともできず、瞑想をすることもできず、本を読むこともできない。
 そういえば、近々に読まなければならない本が3冊も溜っている。1冊は、1Q84のBOOK3。4分の3ほど読んだままだ。もう1冊は、Kan.さんの『時空を超えて生きる』。アマゾンで買ったが、ページが刷り切れて破れていたから交換をたのんだら現在品切れで6月20日じゃないときれいな本を発送できないと言われた。そして返本用の郵送パックが送られてきたが(普通はこちらで梱包して発送しなければならないというので、電話で交渉して、返送用の郵送パックを送るようにしてもらったのだが(いわば強引に?)・・)、それに入れて発送する前に本を読んでしまいたい。きれいな本は、ある人に貸すことにしている。いや、逆か。ある人に貸すことにしたから、きれいな本でなければならない(自分で気が済まないのかもしれない)。それから、もう一冊は、鹿嶋田真希の『暮れゆく愛』。ムンクの油絵が表紙だったので、読んでみたのだが、まだ読み終っていない。なにせ、夜中寝る前に読む時間しかないから、読んでいると眠くなって意識を失ってしまう。(眠くなって意識を失ってしまうほどつまらない内容という意味か? それはわからない)
 とにかく、本でさえロクに読めないのに、油絵の大作など描けるもんじゃない。でも実は今、アトリエ移転計画を立てている。計画だけでなかなか実行に移せないのだが、今、一番、考え悩んでいるのは、100号の枠はたくさんあるのだ。あるのだが、それにどんな布を張ったらいいのかということなのだ。そこで、考え過ぎて何もできなくなってしまっている。一応、綿100%の目の細かい布は用意してある。でも、それを張ったとしても、その上にジェッソを塗らなければならない。それならいっそうのこと世界堂に行って、できあいのキャンバスを買って張った方が簡単ではないのか? それとも、以前そうしたように、帆布を買うか。でも、幅が長い帆布ってたしか売ってなかった。・・なんて考えているだけで、実際に絵を描くことまで進まない。その前の段階(アトリエのこと、絵を描くキャンバスのこと)で止まっている。枠に布を張ってその上に絵を描いたとしても、それを枠に張ったまま保管していると場所がなくなる。枠から外して丸めて保管するのが現実的だろう。仮にどこかで展覧会を開くとしても、100号のキャンバスを何枚も運ぶことなんて、トラックを一台レンタルしないとできない。でも絵を枠から外して丸めれば、自分の車にだって詰め込める。肩に担いで電車で行ったっていい。実際、NYに絵を持って行ったときは、そうやって丸めて飛行機に持ち込んだ。(俺は”アーティスト”なんだぞ、と言って。そうしたら、ニューヨーカーの金髪のキャビンアテンダントが笑顔で承諾してくれた。そのときはさすがNYカーだと思ったものだ。)
 とにかく、今日は土曜日でお休みだというのに、瞑想をしに行くこともしないで、昼過ぎまで眠っていて、結局、撮り貯めた番組をダラダラと見て、ウダウダと過ごしているだけだ。インスタント冷やし中華なんか自分で作って食べながら、買ってきたブラックペッパー・ジャイアント・コーンをかじりながら。受動的に五感をウダウダさせている。目で人の作った映像を見、耳で人の話す言葉を聞き、歯で固いジャイアントコーンをかじる感覚を受動的に味わい、だらだらと(自分はダメだな〜。なんにも創造できなくてー。)なんて考えながら、夕方になると、なんとなく気分が落ち込んで、夜になると、やっとなにか始める。でも、できることの選択肢は限られている。そんな、無意味な日々を送りながら、今の僕には、ある、たったひとつのことだけが、つねにハートの奥にある。イメージの中にもある。思考の奥深くにもある。僕はそれだけを意識していると言ってもいいのかもしれない。
 それがなにかは、公表しないことにする。そこまで、赤の他人にプライベートを公表する必要もないだろう。
 プリズムだかなんだかのスーパーコンピューターソフトウェアをもってしても、それがなにか解析することは不可能だろう。
 もちろん、こんな僕がエシュロンだかなんだかに検出されているはずもないが。
 ボム!