プレアデス


リアルな夢を見た。

真っ青な空に、星のように輝く白い光が無数に浮かんでいる。

それらは不思議な生き物のように動きながら、一箇所に集まり、星座の図形を形作る。
それは、プレアデス星団の形だ。
だから、それら光の点が、プレアデスから来たことが分かる。
それから、真っ白に輝く白昼の青空いっぱいに、無数の光の点が現れる。
「あれは星じゃないよ!」と、私が誰かに向かって一生懸命に叫んでいる。

星なら、白昼肉眼で見える訳がないし、あんなふうに不思議に動いたりしない。

それから、私は、その目撃談を二人の人に話しに行く。

暗い地下室のような所に二人はいるのだが、一人はもう何十年も前に亡くなったWさんだ。彼は何社もの社長をしていて、とても太っ腹で、私のことを可愛いがってくれた。もう一人は、そのWさんが通っていた治療院の先生だ。私はそこでWさんやYさんに出会った。Yさんは、私の生涯の導師だ。

二人に、今しがた見た、無数のUFOの飛来を、興奮して語っている。

そんな夢だった。

しかし、ただの夢だとは思えない。

目に見えないだけで、上空に無数のUFOが飛行しているような気がする。

あれは単なる夢ではなく、肉眼を超えた、はるかに次元の高いリアリティーを、肉眼とは別の目で実際に見たのだとしか思えないのだ。

できれば今度は、それら光の乗り物に乗っている人と、話をしてみたいと思う。