不思議な気象現象

いつかまた近いうちに、一緒に飲みに行きませんか?
以前あなたと飲みに行ったとき、僕はかなり飲み過ぎて酔っぱらっていたけど、とても気分が良かったのでした。
あまりに楽しくて、気分が良かったので、帰りに誰もいない深夜のバス停で一人、夜空を眺めていました。
そのときのことは、誰にも話したことがないのだけど、とっても不思議なことが起きたのです。
空はどんよりと曇っていて、もくもくした重たい雲が、手が届きそうなくらい低く垂れ込めていました。
ところが、よく見ると、僕の真上だけ、雲にポッカリと丸い穴が空いていて、夜空が見えたのです。
僕は、とてもとても気分がよく、僕の真上だけ晴れ上がっているのも当然だと思ったのですが、それは、あなたのおかげだということが分かっていました。
だから、不思議にも思いませんでした。むしろ当然のことだと思ったくらいです。
オルゴンエネルギーでクラウドバスターが作れることも、マカバエネルギーで気象を変化できることも、貴方とお話ししたとおり、当然のこととして受け止めていたし、なにより僕は前世の一つで、レインメイカーだったこともあるから、不思議でもなんでもなかったのだけれど、でもやっぱり不思議でした。
そして、これは貴方の仕業だと思いました。否、貴方の仕業だと確信していました。
オッドアイの白猫と再開できたのも貴方のおかげだし、あ、また貴方のことを思い出してる自分がいます。
あれから、どうなったか、お話しを伺いたいのです。