悪戯

 
 
 頭が痛い。
 
 風邪かな。
 
 さっき痛め止めを飲んだ。
 
 目の裏が痛い。
 
 歯が痛い。
 
 
 急に寒くなって、雨が降って、
 
 これから冬になっていくんだろうか?
 
 
 だめだな。
 
 今日はとうとう体操できなかった。
 
 書くこともできなかった。
 
 たぶん間に合わないだろうな。
 
 腹の脂肪もなんだか固くなってきた。
 
 筋肉と脂肪が混ざり合っているのだろうか?
 
 一日腹筋しないと、分離していた筋肉と
 
 その上に分離していた脂肪が
 
 
 その割には、さっきカップラーメンを夜食に食べた
 
 
 そのあと飲んだ痛み止めがだんだん効いてきたようだ
 
 さっきよりも目の裏の痛みがおさまってきた
 
 
 さっき、ちょっとうとうとしたときに
 
 面白い夢を見た。
 
 女の人、5,6人に悪戯されている夢。
 
 他愛もない悪戯。
 
 髪の毛を触られて、ボサボサにされたり、
 
 冗談を言ってからかわれたり、
 
 こちらにしてみたら、ぜんぜん痛くも痒くもない悪ふざけ
 
 なんだか、ぼくのことが気になって
 
 ちょっかいを出したくてしょうがないといった感じで
 
 ぼくはそんな悪戯を甘んじて受けている夢
 
 
 目を覚ますと
 
 なんだか頭が
 
 支離滅裂
 
 そもそも
 
 現実に意味づけしていることそのものが無意味なのかもしれない
 
 夢の中の悪戯の意味
 
 そんなこと考えたって、初めっからなんの意味もない無意味な夢なのだから
 
 現実だって、はじめから何の意味もないのかもしれないと思えてくる。
 
 つまり、支離滅裂な現実に必死で頭が意味づけしようとしているが、
 
 頭自体が支離滅裂になると、
 
 意味づけもできなくなって、
 
 現実も支離滅裂になるが、
 
 それがそもそもの姿なのだと逆に思えてきて、
 
 なんの不思議にも感じない。
 
 そうなると、やること(行為)と起こること(体験)の事象の間に
 
 なんの関連性もなくなってくる。
 
 
 たぶん、
 
 少し、風邪気味なのかもしれない。