あけましておめでとうございます

 
 
早いもので、2009年の元旦を迎えました。
 
去年は年末、下田で温泉に浸かっていて、大晦日に帰ってきました。
 
下田は御存知のようにペリーやハリスが日米通商条約締結を迫った港として有名ですが、
それ以外は、これといって見物する所もない町でしたが、食べ物はおいしかったです。
 
小川屋という、伊豆で一番おいしいという鰻屋うな重を食べました。
また、恋人岬近くにあった、そば粉100%の”究極のそば屋”でもりそばを食べました。

海がとてもきれいでしたが、風が強く、きれいな砂浜の浜辺におりて靴下を脱いで波打ち際を歩きましたが、
海から吹いてくる風で吹き飛ばされそうでした。
 
帰りは、伊豆半島を反時計回りで沼津まで車を走らせたのですが、
途中、海岸線を登ったり下ったりの急カーブの山道で、目が回りそうでした。
急に、左のガードレールの向こうに真っ青な海が広がると、
眼下に断崖絶壁の海を思わず眺めてしまい、
あやうくハンドルをとられて、海に真っ逆さまに落っこちそうな感覚に襲われて
怖かったです。
 
伊豆半島の西側は、常に正面に雄大な富士山が見えていて、圧巻でした。
思わず見とれてしまうと、一瞬、カーブを曲がりきれなくなり、何度かヒヤッとしました。
 
運転していると、なぜか、催眠状態になってしまうんですよ。私は…。
危ないですよね。
帰りの東名は空いていて、渋滞ひとつなく順調に帰れましたが、やはり何度か気を失いかけました。
本当は100Kmを超えるスピードが出ているはずなのに、
静止しているように見える前の車のテールランプを眺めてハンドルを握っていると、
急に眩暈を覚えるのです。
危ない危ない。


東京に着いたのは夜の9時過ぎでしたが、都内の道も空いていました。
 
 
ところで、今年の抱負ですが、
 
まあ、書かないでおくことにします。
いちいち書いてもきりがないような気もするし、
実現できてもできなくても、別にどうでもいいことのような気がするので…。
(なにがなんでも達成しなければならない目標なんて、僕の人生ではあり得ないので…。)
 
まあ、忙しくなることは分かっていますが…、あれもあり、これもあるので…
でも、その結果がどう出るかは今からわからないので…。
でも、たぶんうまくいくだろうと思います。
 
プライベートでは、
作品は、去年から仕上がっていない物(人体の彫刻や大きいサイズの墨絵)があるので、
それを作りたいと思います。
去年できなかったものはそのまま積み残しのノルマとして仕上げ、
それ以外に今年は、小さい線画(15,6世紀のドイツ・ルネッサンスの銅版画のような)を描きたいと思っています。
 
まあ、やりたいことはあれもこれもいろいろありますが、
一年無事で過ごせれば、それ以上の望みはありません。
世の中、だんだん不景気になり、生活が厳しくなっているようですし、
世界中、生きていけるだけでも幸せという状態が続いていくでしょうから。
 
ほんとうに、生命とはなんなのだろう? と、最近、改めてつくづく考えさせられます。
 
たぶん、生命それ自体で、その謎がわかって生きているものは、一つも存在しないのでしょうが…
それなのに、命あるものは、小はアメーバから大はクジラ、人間に至るまで、この地上に生き続けている。
それこそが、宇宙の最大の神秘のような気がします。
今年は、そんなことをもっと瞑想できる時間が持てればいいなと、個人的には思っています。