ガッカリした結果

 
 
 
もう10月も終わりだ。
早いもんで
 
今日、本屋で新刊の文芸誌2冊を見た。
 
文藝と文学界
 
文藝には長編を文学界には短編を二つ出したので
受賞した小説を見てみた。
 
やっぱり少しガッカリしたが
ガッカリしたついでに
また携帯がかかってきた。
 
ZAIMでのグループ展を見たのだが
アーティストとしてもっとよくなるようにアドバイスしたい
 
またか
 
ギャラリーを紹介するから
月曜日にやる知人の個展のオープニングに来てくれ
尺八を演奏し、真面目で真剣でクオリティの高い作品、パフォーマンス
そういうアートの世界を紹介してやる
 
はー?
 
丁重にお断りした。
 
あなた何様カッパ様
 
親切も感覚の押し売りじゃウザすぎる
自分で見るアートは自分で決める
 
クオリティが低くて悪かったね
 
そういう人もいたっけか
 
なになに芸大の教授
ぜんぜんつまらない屁みたいな作品なのに
有名らしい
 
取り巻きが大勢いて
一緒にグループ展をやるには”クオリティ”が高くないとできないらしい
たぶん、”クオリティ”とは、額ブチとか、パネル張りとか、照明とか
要は、作品以外の物に金をかけることらしい。
そりゃあ、いい額装すりゃ、下手な絵も高級に見えるし、
いいキャンバスに描けば、高級に見えるのだろう。素人には・・・ね。
 
まあいい。
 
そういうもんじゃないから。
 
一枚のわら半紙に描いたってアートはアートだ。
ぼくはそう信じている。
ピカソゲルニカエスキース
落書きみたいな木炭の線画だけど、
それの方が、出来上がった作品よりもぼくは好きだ。
  
アビニヨンの娘たち
下絵の方がずっと面白い
 
ところが、そういうことらしい
”クオリティ”
見た目を意識しただけの作品展示で自己満足
それじゃあ、ぼくの落書き展示の自己満足とさして変わらないはず
 
ところが蔑まれるから、笑う
 
自分が上だと思っているのだろう
 
せいぜい、賞をもらって、ガンバレよ、な。
 
お偉い先生方々
おせっかいの押し売りども