死んでんだよ

まったく
ネガティブとはよく言ったものだ。
しかし、構造主義はネガティブらしい。
ポジティブは、古典主義時代で終わった。
だから、
思想を語ってどうする?
言葉そのものが陳腐だから、
うんざりする。
 
そればかりしゃべって
感じなければ
生きていない。
 
そう、
感じるってのは
言葉にならないから、
今、こうして書いていることは
すべて、陳腐な記憶なのだ。
 
もし、今
ハイになっていたら、
黙っているだろうね。
 
でも、ハイな奴はめずらしくない。
人間が蟻のように群がるね。
甘い砂糖に引っ付く
それが、言葉というもんだ。
 
空想はいい。
たまにする。
空想して、
気分に浸る。
 
セックスしてたり
思い出してたり
 
でも、だいたい邪魔が入る。
騒音。
時間。
 
自分を取り戻したときが
現実だ。
 
いつも現実にはウンザリする。
 
だから宗教があるんだろうね。
 
でも、だいぶ勘違いして、遠いところにいっちゃってる人がいる。
 
言葉で語ってんだよ。
 
誰かの言葉を。
 
自分の言葉のように。
 
思想だろ。
 
死んでんだよ。
 
もうすでに思想は死んでんだよ。
 
語られたものは、既に死んでんだよ。
 
笑ったり、感じたり、許すことの方が新鮮だ。
 
そう
 
見て
触って
感じること
 
その代替の言葉で充満して
アタマの回路ショートさせて
  
饒舌になったところで
ネガティブになるだけ