母の徘徊

今朝早く、外が騒がしいので、二階の窓を開けて下を見ると、警察官が5、6人も居てなにやらガヤガヤ話している。すると私の携帯が鳴った。出ると、警官からだった。とりあえず着る物を着て急いで階段を駆け下り、母の寝泊まりしている実家の玄関に行く。母が未明に徘徊して、近所の人の呼び鈴を押したらしい。知らない老婆が未明に訪ねてきたと警察に通報、無事保護されて家まで送って来たとのこと。これで徘徊して警察に保護されたのは5、6回目なので、警察も私の携帯の番号を知っていた。母は、何事もなかったように部屋のコタツにあたって知らん顔をしている。私は身元引受人の書類に住所や名前を記入しているうちに、会社に出掛ける時間を過ぎてしまった。会社に電話し、遅刻する旨を伝え、いざ家を出ようとすると、家の鍵がない。必死で家中探したが見つからず、仕方ないので、今日は、鍵を掛けずに家を出た。帰って来て、ケアマネから電話で話しをしているうちに、閃いた。鍵は、何故か枕の下にあった。
バタバタの一日だった。