“救世主”(マイトレーヤー)

同級生の友人のFBのスレッドで、ワタリウム画廊に、ルドルフ・シュタイナー展を見に行ったというのを読んで思い出した。

シュタイナーは初めはブラバツキー夫人の主催する神智学(テオソフィー)協会に所属していたが、袂を分かち、自ら人智学(アントロポゾフィー)協会を設立した。それまで神智学協会のドイツ支部長だったシュタイナーは、薔薇十字団の影の総裁だと噂されたこともあった。シュタイナー無き後の神智学協会は、幼少のクリシュナ・ムルティーを“救世主”(マイトレーヤー)として英才教育を施し純粋培養したが、結局、彼は自ら救世主ではない、ただの一人の人間だと“人間宣言”をしてしまい、神智学協会を離れてしまう。期待されていた“救世主”(マイトレーヤー)は、結局、神智学協会からは現れなかった。
ところが、神智学協会とも人智学協会とも無縁だったインドのグル、バグワン・シュリ・ラジニーシマイトレーヤー宣言をして、一時期自らをザ・ブッダ・ロード・マイトレーヤーと名のった。しかし、アメリカのオレゴン州に巨大なコミューンを建設したラジニーシアメリカで逮捕拘留され、一説では、放射線物質やタリウム毒を飲まされ、それが原因で59歳の若さで死んでしまった。ちなみに日本では、オウム真理教で“マイトレーヤー”のホーリー・ネームを麻原から貰ったのが、今のアレフ代表の上祐 史浩だ。彼は我々同級生と一歳しか違わない。

皆さんは、“救世主”についてどう思いますか?
救世主ブームは、世紀末ブームとも相まって19世紀末から現れては消え、消えては現れてきましたが、21世紀になってからは、完全に消え去ってしまったのでしょうか?