ネパールのカレー屋

  
 
 今日の夕食はネパールのカレー屋に行った
 
 ナンがバカでかくて食い切れないほどのボリューム
 
 食べてると永遠の時間がかかりそう
 
 途中で何度もニコニコしたネパール人のウエイターが来て水を注いでくれる
 
 見るからに性格のよさそうな善人
 
 注文したスイート・ラッシーまでお代わりを無料で注ぎ足してくれる
 
 OK、OK、どんどん、たくさん食べて、サービス、サービス
 
 満腹状態でさらに食べ続けていると、だんだん笑いが込み上げてくる
 
 まるで笑気ガスを吸ってるみたいに
 
 きっとカレーに笑い薬が入っているのではないか?
 
 それに、はじめは辛くて涙が出そうだったチキン・カレーが
 
 辛く感じなくなってくる
 
 それに、店内に流れているインド音楽が妙にクリアに聴こえはじめる
 
 なんだか今までの自分が洗い流されていくような感覚
 
 カレーを永遠に食いながら
 
 インド、ネパールのおおらかさになぜかチューニング・インして
 
 癒されていく
 
 笑いながら、残ったカレーピクルスを持ち帰り用に包んでもらい
 
 感謝しながらウエイターに別れを告げた
 
 大根、人参、胡瓜のとても辛いカレーピクルスは
 
 玄米といっしょに食べると美味いのを知っているから
 
 わざわざ包んで持ち帰らせてもらった
 
 なんだか今日は少し幸せな気分
 
 ありがとう、ネパールの純真で親切なウエイター